由緒のページにも書いてありますが、十社大神は、昭和2年に三ケ地域の14社が合併して出来た神社です。
そのうちの1社が伊勢領神明社で、小杉駅の南側にありました。
写真は、伊勢領神明社の跡地の現在の様子です。
松の大木が植えられていて、藤棚もあります。石碑も建立されています。
伊勢領という地名は、お伊勢さんとの結びつきの強さを今に伝えていますし、今でも、この伊勢領神明社跡の周辺には、十社大神の宮司家と同じ苗字の「宮城さん」という方が多く住んでいらっしゃいます。
十社大神の主祭神は、伊勢領神明社の祭神だった天照大御神様。そして今の十社大神の本殿は、当時の伊勢領神明社の本殿です。
この旧伊勢領神明社。今でもひっそりと地域の中に溶け込み、人々を見守っています。
※平成28年7月17日掲載分より