疫病退散の神様・鍾馗(しょうき)様の木札を授与しています 富山県射水市鎮座・十社大神
このたび、十社大神の社宝「鍾馗図(しょうきず)」を約10分の1の大きさにした、鍾馗様木札を奉製しました。
十社大神が独自に奉製したもので、さっそく神前に供え、お祓いを行ないました。
近く、授与を開始します。
鍾馗様(しょうきさま)は、中国の唐の時代に実在した人物です。
皇帝の感染症を治したとされ、その後、『疫病退散の神様』と敬われるようになりました。
十社大神の「鍾馗図」は、地元の人が奉納した、いわゆる「祈願絵馬」です。
大きさは、直径約113センチ。
祈願絵馬は、一般的には長方形ですが、この「鍾馗図」は、極めて珍しい丸形です。
新型コロナウイルスとの闘いが続く中、今年の夏にこの鍾馗図を一般公開したところ、多くの方が見にいらっしゃいました。
その後、県内では新規感染者の報告は少ないですが、ワクチンの開発が間に合わないまま寒い季節を迎え、一層の注意が必要な状況です。
そこで、闘いが長期化する中、十社大神として独自の取り組みを行なおうと、当社の社宝をミニサイズにした木札をつくることにしたのです。
完成した木札は、社宝・鍾馗図のデザインをそのまま忠実に木札に反映させているため、まるで、小さな鍾馗図が出来上がったようです。
神棚に供えたり、テーブルや家具の上に置くなどして、身近な身の守りとしていただければと存じます。
この鍾馗様木札。現在、宮司宅(社務所)にて授与を開始しています。