十社大神の宝物殿には多くの鏝絵があり、中には、令和5年の干支・ウサギにまつわる作品もあります。
昔からウサギは、多産のため繁栄の象徴とされ、豊穣や飛躍をもたらす神使と伝えられてきました。
このため、威勢よく波の上を跳ねる図柄は縁起物として人気が高く、安土桃山時代から江戸時代ごろにかけてよく描かれたそうです。
この鏝絵の絵馬も、「奉納」と書いてあることから、そうした願いをこめて神様にささげられたものと思われます。
また、古事記には、傷ついたウサギが大国主命(大名牟遅命)に助けられ、姫と結ばれることを予言する物語があり、良縁をもたらす存在として描かれています。
きたる令和5年が、皆さまにとって飛躍・繁栄・良縁につながる良き年となりますように、初詣期間にむけて、この絵馬をモチーフにした限定御朱印を奉製することにしています。
近く、またご案内いたします。