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令和6年 夏越の大祓 茅の輪を設置 食香バラ手水も

十社大神 伊勢講メンバーが茅の輪づくり

十社大神は、令和6年も、6月下旬を「夏越の大祓」の期間と位置づけ、

社頭に直径2・5メートルの茅の輪を設置するほか、その期間にあわせて各種行事を行うことにしています。

 

夏越の大祓は、半年の間に知らずしらに身に付いた罪や穢れを祓い清めるもので、古代から宮中などで水無月に行われてきました。

 

やがて、心身を清らかにして暑い夏を元気に乗り切るための神事として、全国の神社に普及していきました。

 

「茅の輪」は、くぐることで無病息災を願うもので、蘇民将来の伝承に由来します。

 

 

十社大神 茅の輪 設置作業 令和6年

6月20日(木)は、朝から有志の方々にご協力いただき、「茅の輪」の設置作業を行いました。

 

皆さん、毎年のことなので、もうすっかり慣れたもので、互いに声をかけあいながら、スムーズに作業が進みました。

 

 午前9時ごろから作業を開始し、正午までに何とか終えられたらと思っていたのですが、午前10時半ごろには、すっかり作業が完了。

 

例年以上に、きれいな形の素晴らしい茅の輪となりました。

十社大神 夏越の大祓 茅の輪

6月30日までは、この茅の輪をご自由にくぐっていただき、お詣りをしていただけたらと思います。

 

くぐって左にまわり、もう一度くぐって右にまわり、さらにもう一度くぐって左にまわり、その後、くぐって拝殿前に進む。というのが正式なくぐり方です。

 

6月30日の夕方には、「茅の輪くぐり神事」を行い、みなで列をなして茅の輪をくぐるほか、奉納された形代(かたしろ)をお焚き上げします。

 

当日参拝できない方は、事前に形代を奉納されましたら、お預かりしておいて、30日の神事の際にお焚き上げをいたします。

 

形代を奉納された方には、茅の輪の形の御守りをお渡しいたします。

十社大神 食香バラ手水 令和6年

夏越の大祓の期間には、手水舎に食香バラを浮かべる「バラ手水」も実施します。

 

この取り組みは、今年で2年目。

射水市で特産化が進められている食香バラは、食用や薬用にも使用される付加価値の高いバラです。

 

バラを浮かべると、あたりに豊かな香りが広がりました。

ぜひ、その美しさと香しさを楽しんでください。

 

このほか、22日(土)~30日(日)の期間は、宝物殿を開放し、加賀藩から下賜されたと伝わる貴重な甲冑もみていただけるようにします。